事後重症請求とは?

 初診日が特定され、保険料の納付要件は満たされた方でも、障害認定日請求(遡及請求、本来請求)ができないケースがあります。例えば次のような事情の方々です。     

  • 障害認定日当時(原則;初診日から1年6月経過日から3月以内)の障害状態が障害等級に該当しなかったが、その後同じ病気が悪化した方
  • 障害認定日請求は不支給とされたが、その後同じ病気で症状が悪化した方
  • 障害認定日請求をしようとしたが既にカルテが廃棄され、当時の診断書は書けないと医師に言われた方(病院の廃業も)
  • 障害認定日当時は医者にかかっていなかった方
  •  以上のような方は、現在(請求日3月以内)の症状を記載した診断書1通を提出し、認定を受けることになります。このような請求を事後重症請求と言います。65歳の誕生日の前々日までに障害等級に該当していればいつでも請求はできます。

    事後重症請求の注意点とは?

    ・ 事後重症請求の受給権は、請求した月に発生し支給はその翌月からとなります。だから遡及して年金が支給されることはないのです。

     障害認定日が平成20年5月3日だったとします。(診断書は5月3日から7月2日までの期間の状態を書くことになります。)障害認定日請求が結果的にできなかったり、請求しても支給が認められなかったため、事後重症請求を平成28年12月にしたとします。認定されれば、受給権発生は平成28年8月、支払い開始は平成28年9月からとなります。平成20年8月から平成28年11月までの期間の中で、どんなに重い障害状態の時期があっても、事後重症請求をしなければ支給は認めない、訴求は認めないと言うことなのです。

     (注)支給決定までに障害基礎年金で3カ月、障害厚生年金では約4カ月程度かかります。支給が認められると認定に要した月分が最初の年金振込時に一括遡って支給されます。でも上記の障害認定日請求の遡及とは違います。

    ・ 事後重症の請求は、速やかに請求することが特に重要です。今月請求できないと今月分がもらえなくなってしまい一月分もらえるはずの年金が減ることになるからです。(年金請求は月末締めですから。)

    (注)遡及請求も同じことが言えます。障害年金の請求は特別の事情がある場合を除き、ひと月でも早く請求することが重要です。

    ・ 事後重症請求は、65歳の誕生日の前々日まで請求可能ですが、60歳以降65歳未満の間に老齢基礎年金の繰上げ請求を行った場合、事後重症請求が認められない場合があります。繰上をした時点で、65歳に到達したと同様に見なされるからです。(障害認定日請求は、年齢に関わりなく可能です。)

    事後重症請求と遡及請求

    ・ 事後重症請求と遡及請求(障害認定日請求、本来請求)は、条文も別ですから個別に請求が可能です。特別の事情があれば同時でなくても個々に請求することは出来ます。

    ・ 障害認定日当時の診断書が提出できなかった方が、その後当時の診断書が提出可能となった場合、事後重症請求の障害年金を受給していても障害認定日での再請求は可能です。(リンク先をご覧ください。)

    ・ 遡及請求は、資料の収集に時間がかかるのでまだまだ時間がかかる。しかし、事後重症で認定を受け一刻も早く障害年金をもらい、その後に遡及請求をしたいと考える方もいらっしゃるでしょう。そのような場合、事情を年金事務所等で説明し事後重症請求を先に行い、その後で遡及請求することもありです。但し、事後重症請求の支給が開始されると支給された月数だけ訴求支払いから減らされることに注意が必要です。

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